子どものけんか
子どもたちは当たり前に何でもないことでケンカになります。
大人は“大したことはない”と思っても
子どもにとっては大したことなんですよね。
子どもたちのケンカは言葉だけにとどまらず
つかみ合いの激しいやりとりまで発展していきますが
ほとんどが子どもたちで解決や納得しています。
このような場所があるって、素敵なことだと思いませんか?
なかなか家庭以外で自分を出し切れる場所が
本当に少なくなっているように思います。
だからこそ、保育園ではトラブルも大人が介入して止めてしまうのでは
なく
自分の思いを通す中で感じる気持ちや
体験を成長に変えていけるように
見守っているのです。
ぼくの気持ち
台の上で歌ったり踊っているお友だちをみて
「なにしてるの?」と参加しにきた○○ちゃん。
自分も台の上に乗りたくて「のせてー」と
のぼった時に 「だめ!」 と押されてしまい、場所の
取りあいが始まりました。
「いたいよ!やめて!」と言葉で伝える○○ちゃんでしたが、
お友だちは 押したり 叩いたりの繰り返し。
しばらく見守っていると ○○ちゃんが お友だちに向かって
パンチをしました。それも お友だちに当たらないように。
それだけでは気持ちは収まらず 相手にも
気持ちをわかってほしいのか、顔をまっかにさせ 両腕を前にだし
「うー!んー!」と声を出しながら パンチをしたり
腕を激しく振り、自分の気持ちを前面に出していました。
お友だちに当てないのは、自分の経験から
”叩いたら痛い”ということを 知っているからですね。
そういうことに気付く 子どもの姿を見逃さずにしっかりと見守り、
また、その時の子どもの気持ちを
受けとめ、分かっていきたいと思いました。
☆机に足が!?☆
子どもたちは毎日自分たちで机、イスを片づけて
雑巾がけをします。
そんな中、古い机の足を畳んで 運ぼうとするとパタリと足がひらき
もどってしまうものがあるんです。
子ども同士で何度も足を畳んでは→運ぶ→足がひらくを
くり返して くり返して。。。
「あれ~ どうすればいいんだろう?足をおさえながら運ぶ?」
でもどうやら運びにくくて大変!
また「どうする?」と小さな話し合いがはじまります。
「足を下にするからもどっちゃうんだよ!」
「じゃあ上にすればいいんじゃない?」と。
1週間もすればクラスの子どもほとんどがこの机は
上に向けて運ぶことがわかっていたんです。
大人は1度もその机のことで運び方を伝えたこともなく
今日もスムーズに机運びをやっておける子どもたちです。
お散歩
0歳の児クラスの子どもたちもみんな1歳!たくさん歩けるようになりました。
散歩はバギーに乗っていく子や、大人と手をつないで歩くことを楽しむ子もいます。
そんな散歩には、1歳児クラスのお友だちも一緒に行くんです。
ある日、「手をつなごうね」の声掛けに、0歳児クラスの子どもたちが
お友だちと手をつないで、散歩に行こうとしている姿があり、驚きました。
これも、お姉さんお兄さんの真似をしているんですね。
まだまだヨチヨチ歩きの子どもたちですが、お互いに手をつなぎ、バランスをとり合いながら、一生懸命歩いています。
手を繋げていることに驚いていましたが、そのまましっかり手をつなぎ公園までいけたことにもっとビックリです!!
これからも子どもたちの力を信じ、近くで見守りながらたくさん成長のできる環境を作っていきたいと思います。
クラスの大切なやくそくごと🌺
異年齢クラスでは、約束ごとが2つあります。
1つ目は『人の話はしっかりと聞くこと』
2つ目は『約束はしっかり守ること』 です!
就学児がいるクラスのため就学に向けて、この2つの約束は
クラスのルールになります。
『約束はしっかり守ること』についてこんなエピソードがありました。
ピアノを大人に教わってる友だちをみて、「私もやりたい」と
並ぶ子が増えてきました。
でも楽しくやっているピアノはかわりたくない・・・
そこで、子どもたちみんなと約束ってなんで必要なのか
はなすことにしました!
・みんなで楽しくあそぶためには順番を守らないといけないということ
・順番を守らないとあそべなくて悲しくなる子がいるということ、を話しました。
すると子どもたちから「順番を決めてやろう」という声があがってきました。
「どうやって順番決める?」、「時計を使って時間になったら交代ね」となり、
時計の数字にシールを貼り
針がそのシールをさしたら交代という1つの約束ができました。
この約束の理解が難しい子には個別で伝えることで
改めて理解できるという個別配慮もしっかりすることで
みんなが約束を守り楽しんであそんでいます。
また年長児が年少児に「もう時間になったから交代ね」と
教えてくれる姿もあるんですよ☺
クラスの大切な約束ごとはクラスのみんなで
一緒に考えています!!